子供のピアノレッスンはグループ?個人?実際にヤマハと個人でレッスンを受けて感じた違い

ピアノ

子供の習い事としてポピュラーな「ピアノ」。
我が家でも娘が幼稚園に入園したタイミングから、楽器(エレクトーン・ピアノ)を習わせています。

ヤマハ音楽教室でのグループレッスンから始めましたが、先生が家に来てくれる出張型の個人レッスンに切り替えました。

ネネ
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私と娘にとっては自宅での個人レッスンの方が向いているように感じていますが、グループレッスンでも他の子が一緒にレッスンすることでよかったと思う点もあります。

ここでは、グループレッスン・個人レッスンの両方を体験した経験から感じた、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介していきます。

楽器を習うなら個人とグループどちらがいい?

「グループの方が他の子に影響されて頑張れる?」
「個人レッスンの方がじっくり見てもらえる?」

個人・グループ両方の経験からそれぞれに感じるメリット・デメリットをご紹介

グループレッスンのメリット・デメリット

まずはグループレッスンに通って感じたメリット・デメリットから。

グループレッスンのメリット

ヤマハのグループレッスンで感じたメリットはこちら。

グループレッスンのメリット
  • 周りを意識するため緊張感を持って取り組める
  • 一緒に演奏する楽しみを味わえる

グループレッスンの場合、先生1人に対して子供が複数人というパターン。
幼稚園や保育園の状況に近いものがあります。

ネネ
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他の子供を意識しながらレッスンに取り組むため、子供がほどよい緊張感を持ってレッスンに挑めるように思いました。

グループレッスンでは、みんなで音合わせをする機会も多いです。
1人で弾くとシンプルな印象でも、みんなで弾くと迫力が出る!

みんなで揃えて弾くことの楽しさを感じられると思います。

グループレッスンのデメリット

逆にデメリットに感じたポイントも……

グループレッスンのデメリット
  • 先生との1対1の接触時間が短い
  • できなくてもレッスンは進んでしまう
  • 人見知りだとクラスに馴染めないこともある

先生が1人で数人の生徒を見る分、念入りに見てもらうのは難しいなと感じました。
うまく弾けなかったとしても、マンツーマンでじっくり教えてもらうことは難しいです。

我が子ができなくても、全体の予定を優先して次に進んでしまう感じでした……

また、レッスンが始まる前や終わった後に子供たちは遊びだしたり、お母さん方は話し込んだりしていましたが、親子共々人見知りのため、あまり輪に入れなかった感じもありました(汗)

個人レッスンのメリット・デメリット

次に個人レッスンのメリット・デメリットをご紹介。

個人レッスンのメリット

我が家では先生に自宅に来て頂いて、レッスンをしてもらっています。

個人レッスンのメリット
  • 先生にじっくりと見てもらえる
  • (出張型の場合)送り迎えの必要がない

個人レッスンの場合は1対1なので先生にじっくりと見てもらうことができます
できないところは何度も繰り返し練習できるので、グループレッスンのようにできないまま次に進んでしまう心配はなし!

また、出張型の個人レッスンの場合は送り迎えが不要

ネネ
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グループレッスンでは下の子も一緒にレッスンに連れて行くのが結構苦でした(汗)
突然大きな声を出したりウロウロしたり……
個人レッスンではその点をあまり気にしなくていいのが楽です。

個人レッスンのデメリット

プライベートな分、緊張感が足りない感じも……

個人レッスンのデメリット
  • だらけやすい(家でのレッスンでは特に)
  • 先生との相性が重視される

子供と先生の距離が近い分、相性が重要だなと思います。
娘はすごく人見知りなので、はじめの頃はレッスン中に全然喋らず……

ネネ
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暫くすると打ち解けて自分から話しかけるようになりましたが、はじめの頃は「大丈夫かな?」と多少不安になりました。

また、先生と2人なのでグループレッスンより緊張感がない感じがします。
家でのレッスンだと、なおだらけがち(汗)

リラックスした状態でレッスンできますが、緊張感を欠きやすい気がします。

グループレッスンって実際どう?
ヤマハ音楽教室のグループレッスンの特徴

我が家では、娘が年少になったタイミングでヤマハ音楽教室に入会しました。
年少向けの「おんがくなかよしコース」と年中・年長向けの「幼児科」でレッスンを受講していたので、「ヤマハのレッスンって実際どう?」という部分を中心にご紹介していきます。

ヤマハ音楽教室の特徴

幼児科までに絞ったことですが、以下のような特徴があります。

ヤマハ音楽教室の特徴
  • レッスンには親同席
  • エレクトーンのコースのみ
  • 幼児科からは家に楽器があること必須

年少対象の「おんがくなかよしコース」は音楽に慣れる、音楽を楽しむということが主目的のようで、エレクトーンを使っても「弾く」という感じではありません。
家に楽器がなくてもレッスンに支障が出る感じはなし。

年中・年長対象の「幼児科」になると途端に音階を学び、エレクトーンで曲を弾くレッスンに変わっていきます。
この頃には、家での練習が必要に。

MEMO
我が家はヤマハの店舗で中古のエレクトーンを購入しました。
中古でもお値段は9万円くらい。
楽器代もそれなりに覚悟しておく必要がありそうです。

幼児科に進級して半年で両手で弾く曲を練習し始め、和音を覚え、ハ長調やヘ長調といった雰囲気の違う曲をいくつかこなすことになります。

「おんがくなかよしコース」「幼児科」のどちらも、レッスンには親の同席が必要です。
保護者と参加できることで子供が安心してレッスンに挑めるように思いますが、逆に言えば親が子供をサポートしてあげることが求められます。

ネネ
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子供が弾くのに戸惑っていたら教えてあげるだけでなく、特に幼児科ではどの曲をどこまでこなしたか把握し家で練習する必要も……

結構メモをとる機会があり気は抜けません。

下のお子さんを連れて出席するのももちろんOKですが、じっとしているのが苦手な子を連れている場合、保護者は少し大変かもしれません。

ネネ
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我が家も未就園児の次女を連れて通っていましたが、次女が飽きないように絵本やお絵かきノートなどを毎回準備して参加していました

ヤマハでレッスンしてよかったと感じたこと

ヤマハのレッスンでは聴く力を鍛えることを重視しているので、音感が鍛えられます。
幼児科に通い始めて1年もすれば、ランダムに弾いた音を聴いて、何の音か当てられる位には耳が鍛えられます。

ヤマハでレッスンしてよかったと感じた点
  • 音を聴き分けられるようになった
  • 両手で弾けるようになった
エレクトーン
ネネ
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エレクトーンだけでなく歌を歌う機会も多かったり、毎回レッスン中に「今の音は?」と子供に和音を答えさせるくだりもあったり。

絶対音感とまではいきませんが音の聴き分けがかなりできるようになりました。

未就学児の段階で両手で弾く曲も練習するようになり、見ていてすごく「弾けている」感を感じました。

ヤマハでレッスンして気になったこと

ヤマハでレッスンして気になった点
  • 月謝以外の出費も多い
  • 発表会は参加必須の雰囲気

月々のレッスン料とは別に、諸経費が結構かかるなと感じていました。
会場によって料金は異なりますが、娘が通っていた教室では以下の費用が必要でした。

  • 入会金:5000円
  • 施設費(毎月):800円
  • 教材費(半年に一度):5400円(幼児科)
  • 発表会参加費:8000円
    ※費用は全て税抜

会場によって異なる場合もあるかもしれませんが、幼児科2年目に発表会があるところが多いようです。

「発表会には参加しますか?してみませんか?」という感じではなく、参加すること前提で話が進み日程や課題曲を知らされました。
(教室によって違うのかもしれませんが……)

また、娘の通っていた教室では「発表会では衣装を合わせたいのでお母さん方で話し合って……」と保護者の協力を求められる部分もありました。

ネネ
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他のお母さん方との交流が億劫な方は多少面倒に感じてしまうところがあるかもしれません。

ヤマハ 幼児向けコースの特徴

未就学児向けのコースである「おんがくなかよしコース」と「幼児科」の特徴を改めて下にまとめました。

おんがくなかよしコース

  • 3歳(年少)からのコース
  • 親の同席は必須
  • レッスンは1回50分(月3回)
  • エレクトーンよりも歌や体を使ったリズム表現が中心

・期間:1年または半年(会場により異なる)
・レッスン形態:グループレッスン(1クラス8名程度)
・回数:月3回
・レッスン時間:1回50分(※教室の入れ替え時間を含む)
・開講月:5月・11月(※途中入会可能)
・レッスン料金:5,000円(税抜・月額)(※教材費が別途必要)
・入会金・施設費:教室によって異なる

幼児科

  • 年中・年長(4歳・5歳)からのコース
  • 親の同席は必須
  • レッスンは1回60分(年40回)
  • 聴く、歌う、弾くをバランスよく実施
  • 音感が鍛えられる
  • 両手を使って曲が弾けるまで成長できる

・期間:2年(会場により異なる)
・レッスン形態:グループレッスン(1クラス10名程度)
・回数:年40回
・レッスン時間:1回60分(※教室の入れ替え時間を含む)
・開講月:5月・11月(※途中入会可能)
・レッスン料金:6,500円(税抜・月額)(※教材費が別途必要)
・入会金・施設費:教室によって異なる

(参考: https://www.yamaha-ongaku.com/music-school/

個人レッスンってどんな感じ?
出張型個人レッスンの特徴

ヤマハのレッスンを受けていましたが、幼児科の途中で退会。
今ではピアノの先生から個人レッスンを受けています。

「自宅で行う個人レッスンってどんな感じ?」という点をご紹介していきたいと思います。

注意
個人レッスンの場合、先生の考え方や方針に依存するところが強いです。
一概には言えない部分もありますが、我が家の場合としてご参考までに読んで頂けたらと思います。

出張型個人レッスンの特徴

出張型個人レッスンの特徴
  • 家に楽器があること必須
  • 兄弟をまとめて見てもらうことも可能
  • 個人請け負い型では月謝は先生次第

先生が家に来てレッスンしてくれる場合、ピアノやエレクトーンなどの楽器が家にあることは必須です。
キーボードはNGな先生もいるようなので「何を買ったら……」と心配な場合は先生が決まってから相談しながら決めるのがよさそう。

先生の時間が確保できれば、兄弟をまとめて同じ日にレッスンしてもらうことも可能です。

ネネ
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教室でのグループレッスンだと対象年齢が決まっているので、兄弟で通わせたくても別々の日程になってしまう恐れが。
個人レッスンの場合はまとめて見てもらえるので日程調整の負担が少なくて済みます

個人で教えてくれる先生は、どこかに所属している場合と完全に個人で請け負っている場合が。
我が家は個人請け負い型の先生なので、月謝やレッスン方針などは先生次第。
そういう先生の方が規定がない分、兄弟で見てもらう場合など月謝や時間の交渉がしやすいように感じます。

出張型個人レッスンのよい点

出張型個人レッスンのよい点
  • 親の負担が少ない
  • じっくり見てもらえる
  • 子供のレベルに合わせて教材を選べる

1対1でのレッスンなので先生がじっくりと見てくれるため、親のサポートはほぼ不要です。
自宅でのレッスンならずっと側についていてあげる必要もないので、下の子がいて一緒にレッスンに通うのは大変と感じる方でも、負担が少なくて済むと思います!

テキストは半年や1年に一度といった感じではなく、テキストが終わったら新しいものを購入していく感じです。
使うテキストは先生と相談して決めることができるので、子供のレベルや好みに合わせた教材を選ぶことができています。

グループレッスンのように、できなくてもスケジュールの都合上次に進むということがないのも嬉しい!
じっくりと教えてもらえた結果、楽譜を見て音を意識して弾くことができるようになってきました。

ネネ
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ヤマハに通っていた時は音の高さも長さも耳で聴いて判断している部分が多かったように思います。
先生の方針によるところが強いと思いますが、個人レッスンに変えたことで楽譜を見て弾くという基本的な部分が身についてきたように思います。

出張型個人レッスンの気になる点

出張型個人レッスンの気になる点
  • 月謝以外に先生の交通費が必要
  • 先生を見つけるのが難しい

個人レッスンがいいなと思っても、タイミングよく先生がすぐに見つかる訳ではありません。

HPで生徒募集していても時期によっては既に生徒募集が終了している場合もあります。
そもそもHPを持たず紹介制で生徒を集めている先生もいます。
出張レッスンに対応してくれる先生を探すのは、更に難しいかもしれません。

出張型の場合、月謝以外にも先生の交通費を払う必要がある場合も。
驚くほど高額になることはないかと思いますが、事前に確認は必須です。

ヤマハのグループレッスンから個人レッスンに切り替えた理由

我が家は幼児科2年目の7月にヤマハを退会。
8月から自宅での個人レッスンに切り替えました。

ヤマハでのグループレッスンを通じて、両手での演奏ができるようになったり、耳が鍛えられたりと良い面も多々ありましたが、退会を決めたのは以下の理由からです。

個人レッスンに切り替えたいと感じた理由

個人レッスンに切り替えたいと感じた理由
  • 姉妹で通わせるなら週に二度教室に行く必要がある
  • 子供がクラスに馴染めない
  • レッスン料が高い

長女のみヤマハでレッスンしていましたが、次女も通わせることを意識した結果、まとめて一度にレッスンしてもらえる個人レッスンの方が都合がいいと感じました

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ヤマハの場合は、学年ごとにクラスが設けられていますが、曜日や時間は様々。
週に二度レッスンに付き合うことに負担を感じてしまいました(汗)

週に一度同じレッスンを受けるメンバーではありますが、人見知りなところがある娘はクラスのお友達にあまり馴染めませんでした。
「グループでのレッスンなら楽しくできる」ような気がしていましたが、毎日会う幼稚園のお友達とは違うようで、なんとなく他人感がぬぐえなかったです。

また、施設費込みで月々8000円近い月謝。
加えて教材費や発表会参加費など、結構お金がかかる!

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もう少し費用を抑えたいと感じるように。
ちなみに現在習っている個人レッスンでは月々5000円程度です。

個人レッスンに切り替えた結果の満足度

上記の理由からヤマハを退会して自宅での個人レッスンに切り替えましたが、結果かなり満足しています。
まず何より送り迎えの必要がないことでかなり負担が減りました!

ネネ
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下の子が騒ぎ出さないか、飽きたらどうしようか、トイレは大丈夫か気にする必要がないので精神的な負担もかなり減りました。

そして、娘のペースに合わせてレッスンしてもらえる点もいいです。
グループレッスンでは一人一人弾いてみることは少なく「みんなで一緒に弾いてみましょう」という感じだったので、間違えたり遅れたりしてもやり直してもらえないことが多かったです。

個人レッスンでは1人で弾くので間違えやリズムの遅れは明白にバレますが、その分納得いくまで練習させてもらえます

先生との距離が近い分「この曲を弾いてみたい」という子供のリクエストも聞いてもらえ、楽しくレッスンできています。
そのため、マンツーマンの方が娘には合っていたようです。

結局グループレッスンと個人レッスンどちらがおすすめ?

娘には個人レッスンが合っていましたが、全てのお子さんに個人レッスンの方が合っている訳ではないかなと思います。
グループか個人かは、お子さんの性格や親御さんの希望が大切!

個人的には以下のようにお考えの場合、ヤマハのグループレッスンが向いていると思います。

  • 音感を鍛えたい
  • 仲間意識・競争意識を芽生えさせたい
  • 弾くだけでなく歌やリズムなど総合的に教えてほしい

一方、以下のようにお考えの方は個人レッスンの方が向いているのではないかと思います。

  • 楽譜を読めるようにしてほしい
  • 子供は人見知り気味
  • 兄弟をまとめて同じ日にレッスンしてもらいたい
  • 下の子を連れてレッスンに同席するのが不安

ヤマハは体験レッスンをしているので、まずは行ってみてお子さんの反応を見るのもアリ。
どちらを選んだとしても、途中で変更することも可能です。

ネネ
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個人レッスンの先生は、まず探し出すのが難しいかなとも思います。
探すのが大変・面倒と思うなら、グループレッスンの方が始めるハードルは低いはず。

逆に個人レッスンの先生を見つけたらチャンス!
お試しでも一度レッスンしてもらうのがいいと思います。

まとめ

ヤマハ音楽教室でのグループレッスンと出張型の個人レッスンの特徴を比較してご紹介しました。

それぞれメリット・デメリットがあるのでどちらがいいか一概には言えませんが「他の子供と仲間意識、競争意識を育みながらレッスンさせたい」ならグループレッスン、「子供のペースに合わせてじっくり進めていきたい」なら個人レッスンが良いのではないかと思います。

我が家のようにまずは初めてみて乗り換えるという手もアリだと思います。
どちらにしろ、お子さんが楽しんでレッスンできているかという点が最も大事なポイントだと思います!