口呼吸でいつも口が開いている娘。
歯並びも悪く、このまま成長することに不安が……
「口呼吸を治したい」「娘の歯並びをよくしたい」との思いから矯正をすることに。
行きつけの歯医者でMRC(マイオブレース)矯正を実践しています。
ここではMRC矯正についてレポート。
- MRC矯正って実際どうなの?
- 口呼吸は治る?
- 歯並びは改善しているの?
という点を中心に、体験談を紹介していきたいと思います。
MRC矯正をはじめたきっかけ
1歳頃の歯科検診から「上唇小帯異常」とずっと言われ続けてきた娘。
その頃から口内に不安がありましたが、2歳頃には下の前歯が上の歯よりも前に出ている「反対咬合」にもチェックが。
その上、起きているときも寝ているときも口が開いている!
口呼吸が習慣化してしまっていました。
気付いたときに「口が開いてるよ」と注意していましたが、暫くするとまた開いている……
何度も注意するのもされるのも、お互い嫌になっていました。
ある日歯並びについて歯医者さんに相談したところ、口呼吸は歯並びを悪くする原因になるとの説明を受けました。
注意だけでは治らない口呼吸。
これを治して歯並びもきれいにしてあげたいとの思いから、娘が1年生になる少し前から矯正を開始することにしました。
MRC矯正の費用は?期間は?
かかりつけの歯医者さんで勧められたのはMRC(マイオブレース)矯正。
娘が通う歯医者に関してですが、治療の期間と費用は以下のようになっていました。
- 期間:2~3年
- 費用:50万円(税抜)+5,000円(税抜)/来院月
一般的にも治療期間は2~2年半くらいとしているところが多いようです。
MRC矯正は定期的に歯医者さんに通うだけでいいのではなく、自宅でのトレーニングも必要。
これをサボってしまうと期間はもっと必要になるようです。
50万円は治療の診査・診断料、矯正診察費だそうです。
正直高い!と思ってしまいましたが、
- 口呼吸のまま大人になってしまったらという不安
- 大人になってからの矯正はもっとお金がかかる可能性がある
という理由からMRC矯正を申し込むことにしました。
MRC矯正は自宅でのトレーニングが重要
MRC矯正は、歯医者で治療を行うわけではありません。
実施する内容はこちら。
MRC矯正の内容と来院ペース
現在矯正を開始して半年程経過しましたが、行っている内容は以下のような感じです。
- 来院時
口呼吸を治す・口周りの筋肉を鍛えるためのトレーニングを教わる
前回教わったトレーニングがきちんとできているか確認 - 自宅
歯医者で教わったトレーニングを実施
来院したときにトレーニングのやり方を教わり、次の来院時まで教わったトレーニングを実施。
次回の来院時に前回の確認と、次のトレーニングを教わるを繰り返しています。
来院のペースは月に一度程(内容によっては2回以上来院する月もあり)です。
トレーニングの内容
開始当初に来院して歯型をとり、マイオブレースと呼ばれる子供専用のマウスピースを作ってもらいました。
これを日中1時間と就寝時に装着することから開始。
はじめの頃は夜寝ている間に外れてしまうことが多かったですが、だんだんと朝まで付けていられるようになりました。
一月ほど経過してマウスピースに慣れたら、正しい呼吸法を身につけるためのトレーニングや、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングが始まりました。
一例ですが、トレーニング内容は以下のような感じです。
- 口を閉じた状態で両手でお腹を触り、吸って吐いてを3分繰り返す
- 息を吸って吐いた後、苦しくなるまで息を止めて歩く
- リップシール(下の画像の左)を唇で1分間挟んでキープする
口を閉じた状態で行うトレーニングではマウスピースを付けた後、画像の右のようなテープを口に貼り、口で呼吸できない状態にしてから実施。
そして半年ほど経過した頃に、新しいマイオブレースにチェンジ。
どうしても歯で噛んでしまい、今まで使っていたものはボロボロになってきていたため、ありがたいタイミング!
芯が入っている所為か硬いのではじめは少し抵抗がありましたが、暫くすれば慣れたようです。
【MRC矯正開始から7ケ月】歯並びに変化は?
MRC矯正をはじめて7ケ月目経ちますが、だんだんと歯並びがよくなってきたように感じています。
下の画像の左側は矯正開始から2ヶ月目です。
下の歯は少し斜めに生えているものもあり、揃ってはいない印象。
上の歯は下の歯よりも後ろに向かって生えているものもありました。
右側は矯正開始から7ケ月目の現在の歯の写真ですが、下の歯の並びがきれいになってきたように見えます。
少しわかりにくくて申し訳ないですが、上の歯も下の歯の上に被るようになってきました。
口呼吸に関しては、まだ改善していません……
テレビを見ているときなど、ポカンと口が開いています(汗)
それでも時々「あれ?今口が閉じてる!」ということも増えてきました。
MRC矯正を行うために大切だと思うこと
スタート時は親の方が矯正に向けての意思が強いかもしれませんが、子供が同意していることは大切!
長期間のトレーニングなので、子供にやる気を出してもらいそれを持続していくことが必要かなと思います。
具体的には以下を心掛けています。
- トレーニングはなるべく一緒に行う
- 「トレーニングをやりなさい」と強制しない・怒らない
続けていくとトレーニングは習慣化しつつあり、全くやらないという日はありません。
しかし「今日はもう疲れた」といった、ネガティブな発言が出ることも少なくありません。
子供だけでなく同じ内容を一緒にやったり、このトレーニング中は動画を見てもOKにしたり、子供がトレーニングを苦に感じないよう心掛けています。
「歯並びきれいになってきたね!がんばっているからだね」というとまた頑張ってくれるので、褒めてあげることもモチベーションを上げる材料になるかなと感じています。
まとめ
MRC矯正について、娘の体験談を中心にご紹介しました。
正直トレーニングを毎日続けることは、子供にとっても親にとってもかなり負担です。
子供に「頑張れ、しっかりやった方がいい」と押すだけでなく、お父さんお母さんがサポートしてあげることが重要だと思います。