日本化粧品検定って難しい?1級に合格する学習のコツ

試験会場

美容に関するお仕事をされている方はもちろん、美容に関心の高い方向けの資格「日本化粧品検定」。
美容に関する正しい知識を求められる資格です。
私も仕事の関係で受験しました。

今回は、日本化粧品検定をこれから受験しようとお考えの方に向けて、試験の難易度と共に学習のポイントをまとめていきたいと思います。

日本化粧品検定とは

日本化粧品検定とは・・・
化粧品を正しく使うための知識や、化粧品についてのスペシャリストを育成するための検定です。

(引用:日本化粧品検定1級対策テキスト)

化粧品にはどういった効果があるのかを正しく理解し、目的に合った使い方ができるようになることを目指すもの。
化粧品メーカーや販売店などでの社員教育として活用される他にも、自身が化粧品を選択して使うためにも有用な知識を身に付けられます。

試験の概要

化粧品
coji_coji_acさんによる写真ACからの写真 

検定試験は1級から3級まで。
受験資格はなく、誰でも何級からでも受験できます。

3級
  • 間違えがちな化粧品や美容に関することを学び、すぐに実践できる知識を習得
  • 公式HPからいつでも無料で受験可能
  • 20問。正答率80%で合格
2級
  • 3級範囲に加え、皮膚の構造や肌悩みに合った化粧品の選び方、メイクの仕方を習得
  • 受験料 6,000円(税抜)
  • 60問。正答率70%で合格
1級
  • 2級範囲に加え、化粧品の成分や製品の種類や働き、化粧品の歴史や法律に関する知識まで習得
  • 受験料 12,000円(税抜)
  • 60問。正答率70%で合格

1級、2級の併願受験も可能です。

3級は公式HPからいつでも無料で受験可能!
1級、2級を受験予定の方でも基礎知識が身についているかチェックする為に、まずは3級に挑戦してみましょう。

実際に1級を受験してみて

1級というとかなり難しいイメージがありましたが、難易度としてはそれほど高くはないように思いました。
2級を飛ばしていきなり1級を受験しましたが、無事合格できました。

1級の出題レベル
  • テキストから逸脱した問題は出ない
  • 問題集程度の難易度
  • 理解力重視の問題構成
  • 合格率は6割強

テキストから逸脱した問題は出ない

私は簿記やFPの受験経験もあるのですが、そちらでは対策テキストではカバーしきれなかった範囲がポロっと出題されることがありました。
しかし、日本化粧品検定の場合、対策テキストは日本化粧品検定協会が監修している公式テキストのみ。
カバーしきれていない範囲はないため、このテキストを超える範囲は出題されません。

問題集程度の難易度

実際に受験して感じた問題のレベルは、問題集と同程度でした。
そのため、問題集を完璧に答えられるまで仕上げておけば類似した問題に対応できると思います。

理解力重視の問題構成

テキストを開けばわかると思いますが、テキストには随時カタカナの成分名が出てきます。
もちろんこれは出題範囲なので覚えなくてはいけないポイント。

そして、化粧品の他にも肌や髪、爪といった身体の特徴などの説明を読んで自分でも他人に説明できる位まで理解しておく必要があります。
そのため、暗記力・理解力は重要
しかし、数学のように理解した内容を用いて考えて答えを導くということまでは求められません。
「正しいものを選べ」というような理解力のみを試される問題が多いので、きちんと内容を理解していれば十分対応できるレベルでした。

合格率は6割強

実際、過去の合格率を見ても1級は63.9%、2級は75.5%(※第12回日本化粧品検定の実績)とかなり高い数字。

(参考: https://cosme-ken.org/faq/

そのため、それほどハードルの高い試験ではないと思います。
(でも、この数字に安心して軽く勉強した程度では落ちる可能性があるので注意!)

学習のポイント

では、実際に合格するための学習のポイントについて紹介していきます。

対策テキストは?

検定試験というと対策本が多数あり、まずはテキストを選ぶところから始めるもの。
しかし、日本化粧品検定の場合、対策テキストは日本化粧品検定協会が監修している1種類のみ。
「1級対策テキスト」と「2級・3級対策テキスト」の2冊が出版されています。

ポイント
2級を受験する場合は、「2級・3級対策テキスト」を購入すればOKですが、1級を受験する場合は、1級の出題範囲に下級範囲が含まれるため、「1級対策テキスト」と一緒に「2級・3級対策テキスト」も購入しましょう。

また、それに付随した対策問題集も販売されています。
こちらは公式HPからの販売のみとなっていますが、試験合格のために購入しておくことをおすすめします。

学習のポイント

学習のポイント
  • テキストの検定ポイントに惑わされてはいけない
  • 成分名と役割を把握しておく
  • 数字は大事なポイント

テキストの検定ポイントに惑わされてはいけない

テキストには「検定ポイント」と表記されている箇所がいくつもあります。
これは実際の試験での頻出ポイント
そのため、「じゃあここだけ重点的に押さえればいいのでは?」と思えますが、検定ポイントはかなり多く、ページをめくるごとに出てくるほど(汗)
その上、検定ポイントと書かれていないところから出題される可能性もあります

検定ポイントだけ押さえておこうと思っても、結局ほとんど読み込むことになりますし、ポイントではないところを後回しにして学習するのは、逆に効率が悪くなる場合もあるので、検定ポイントは気にせず満遍なく学習する方がいいのではないかと思います。

成分名と役割を理解しておく

オーガニッククリーム
coji_coji_acさんによる写真ACからの写真 

学習を始めた当初は、化粧品検定ってすごく難しいのでは?と感じていました。
その理由は、化粧品に含まれる成分についての説明がかなり多いため。
特に1級になると2級の比ではない位、成分名が出てきます。

問題集でもよく出題されていましたが、
「◯◯◯に含まれ、△△△の役割をする成分は?」
というような問題は、試験の難易度を上げるためにも最も出しやすい問題。

カタカナ&馴染みのない長い名前は覚えにくいですが、成分名と役割は押さえておいた方がいいと思います!

数字は大事なポイント

成分名の他にも押さえておきたいのが、数字です。
例えば・・・
「毛髪は熱に弱く、乾いた状態では180℃でタンパク質に変性を起こす。」
「水溶性のビタミン類は最低でも、3~4時間程度間隔をあけて摂取する」

(引用:日本化粧品検定 1級対策テキスト)

自分が出題者になったつもりで考えてみると、具体的に数字を答えさせる問題の他にも、「正しい文章は?」という選択肢の一つとして出しやすいと思います。
テキストで数字が出てくる箇所は成分名よりも多くないからこそ、押さえておくべきポイントだと思います。

効率的な学習方法

学校の勉強もある学生の方はもちろん、仕事や家庭のこともある社会人の方ともなると、勉強のための時間があまりとれませんよね?
少ない時間に効率よく覚えたい!
脳科学からの視点からの効率的な学習方法をご紹介します。

忘れかけてから復習した方が実は記憶に残りやすい

化粧品検定では成分名や数字を押さえておく必要があり、いかに覚えておくかが大事なポイント。
しかし、かなりの量出てくる成分名をどうやって覚えたら・・・とお悩みの方も多いのではないかと思います。

何かを覚えたいときは、覚えた直後に復習するよりも、ある程度時間が経ってから復習した方が記憶に残りやすいとされています。

心理学者のP・B・バラード博士(共同研究者ウィリアムズ)はこんな実験をしました。

小学生たちに3~4行の短い詩を記憶させます。
その小学生を2つのグループに分け、1つのグループは授業が終わった直後に復習。
もう1つのグループには翌日になってから復習させます。

2つのグループが、それぞれ7日後にどれだけ覚えているかを比較しました。

なんと結果は、直後に復習したグループよりも翌日に復習したグループの方がよく覚えていたのです。

(参考: https://diamond.jp/articles/-/198826?page=3

つまり、人間は何かを覚えた直後よりも、ある程度時間が経ったときに復習した方が記憶の定着率が高くなるのです。

つまり、忘れかけた頃に復習するのが効果的!
覚えにくいページにずっと時間を費やすよりも、2日後にもう一度見るというように間隔を空けながら復習していった方が記憶残りやすいのです。

書いて覚える効果

単語帳を目で見て覚えるのと単語のスペルを書きながら覚えるのとではどちらが効果的に覚えることができるでしょうか?

これは、実際に書いて覚えることの方が効果的とされています。
目からの視覚刺激だけでなく、書くことにより触覚刺激も用いることで脳が活発的に働くためです。

(参考: https://news.livedoor.com/article/detail/9767852/

テキストを眺めるだけでなく、実際にポイントをノートにまとめることで、大事なキーワードが記憶に残りやすくなります。

具体的な学習方法

日本化粧品検定の残念なポイントは過去問がないことです。
過去問があれば、様々な出題パターンを解いて経験を積むことができますが、それができません。
テキストに沿った問題集はありますが、それをこなすだけでは不安が残ります。

手書き派はノートに問題を

私はテキストに目を通しながらノートに手書きで穴埋め問題を作りました。
問題集だけではカバーできていない部分についても解くことができ、かつ手を動かすことによってより記憶に残りやすいので、自分で問題を作ることはおすすめです。

復習のタイミングを調整してくれるアプリもおすすめ

スマホ
JC312さんによる写真ACからの写真 

同様にノートに書くという手段以外にもアプリを使った勉強法も効果的。

メンタリストDaigoさん監修の「分散学習帳」はアプリに自分で問題を登録。
そしてその問題を解いた時点での思い出しやすさ(「わからなかった」「難しい」「普通」「余裕」の4段階)に応じて次回学習日を調整していくというもの。
最も効率的に暗記をできるタイミングで復習できるようになっています。

自分で問題を考えて登録することで既に用意された問題を解くだけよりも活発的に脳を働かすことができ、復習のタイミングを調整してくれるので効率よく覚えることに特化しています。
アプリなら休憩中や通勤中など空いた時間にさっとできるので使い勝手もいいですね。

実際の学習期間&学習量

1級の試験には2級、3級といった下級範囲も含まれます。
1級のテキストだけではなく、2級・3級対策テキストも含めた学習が必要です。

私は受験の3ヶ月程前から学習をスタート。
はじめの1ヶ月で2級のテキスト&問題集。
次の1ヶ月で1級のテキスト&問題集。
最後の1ヶ月では、1級:2級=7:3位の比率で勉強しました。
そのため、テキスト&問題集は3周以上はこなしました。

1日の勉強時間は1~2時間位。
試験間近で時間がとれる日はそれ以上の時間を費やしました。

https://30s-report.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC076392-2.jpg
ネネ

問題集を完璧に答えられる位までには仕上げていったので、実際の試験ではかなり手応えを感じました。
そして結果は無事合格!

まとめ

日本化粧品検定の学習のポイントと学習方法についてご紹介しました。
テキストは大事なところは赤字になっていたり、問題集そのままの問題が出題されることもあったりと検定試験としてはかなり易しいものだと思います。

成分名を中心に押さえるように読み込み、問題集をある程度こなせるようにしておけば合格できる試験だと思います。